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casa KMK
casa KMK
鎌倉市内、海に近接する、ライトブルーの外壁をもつ住宅。
クライアントはもとより鎌倉に住居をもち、家族でマリンスポーツを楽しむ傍ら、海に近い土地を長い間探しており、まとまった土地を確保できたことで今回の計画に至った。
この家は大きな吹抜けを介してすべての居室が一体的につながる、光の充満する大きなワンルーム空間。
開口部が多い=熱損失が多い、といった図式を避けるように、入念な断熱と給排気設計を行い、居住性能を確保している。重塩害区域となる場所において、できる限り耐用性を延ばすべく、様々な試みを施しているが、熱の影響ははかり知れない。
現に直射光の当たるバルコニーの幕板面については、樹脂性ではあるが熱の影響で材が曲がることが多く、
covid-19の影響による物資輸送や物価高が叫ばれ始める少し前に着工し、コロナ禍と呼ばれる状況が世に敷衍する前に竣工を迎えた、たいへんタイミングのよい、清々しいプロジェクトとなった。
2020年
神奈川県鎌倉市
地上2階・木造
延床面積/ 122.55㎡
撮影: Joaquín Mosquera [idearch]
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